渡辺私塾文庫

リーフ

所蔵品目録


【34】奥の細道画冊 

1,小杉放庵、春陽堂、昭和7年、木版画43枚(27x21)台紙に添付、

              
  木版彫刻師・大倉藤太、木版印刷師・田口喜久松・岩田泰治、非賣品と明記されているが、「特価金参捨五円」と書かれた紙片在中。(昭和7年当時の35円はかなりの高額であると推定される。)(写真)

(昭和47年に限定500部で復刻版が出されたが(2を参照)、昭和7年の初版43枚揃いは極めて稀少。幻の稀覯本と言われている。30年間探して秋田県の古書店で発見し廉価で購入。3の昭和30年龍星閣版の序で、放庵は、「自身所蔵のものも戦災で失い、友人も心がけてくれたが、古書店にも見つからず、あれ切りで亡くなってしまう物と思って居たところ、こんど龍星閣澤田君が、一部持って居たのを出版すると云います」と書いている。同書に当時「若干部発行」とあるが、現在世界中に完本は何部残っているのだろうか。)
 数年後名古屋の古書店でもう1点購入。状態はあまり良くないが、木版画43点の完本。更に2年後3セット目を入手。3点目にも、「特価金参拾五円」と書かれた紙片が添付されている完本。神田神保町を30年歩るき捜しても見つからなかった稀覯本が僅か5年で3点購入できた。我々蒐集家は、この情報化社会に、いくら感謝してもしすぎることは無いであろう。何れにしても昭和7年の原本3点所蔵は当文庫だけかも知れない。



2,復刻版奥の細道画冊、小杉放庵、春陽堂、昭和47年、限定500部、額付き、印刷画を台紙に添付、特別版1点と普及版2点、ただし特別版は図版3点欠。 (写真)

         定価15万円の特別版と6万8千円の普通版があると思われる。特別版は43点のうち1点が額装。その1点の他に43点が入っていて、計44点。全て印刷画。特別版と普通版の違いは額装印刷画1点が多いだけの様である。(特別版は箱が一回り大きい。特別版の番号は444番、普通番は167番、285番。)

3,奥の細道画冊、小杉放庵、龍星閣、昭和30年 (写真)


所蔵品目録

【1】アルス日本児童文庫

【2】恩地孝四郎

【3】集古十種

【4】中村忠二

【5】美術書・稀覯本・草稿・画稿・画帖

【6】洋書

【7】雑誌


【8】日本画

【9】油彩画1

【10】油彩画2

【11】版画

【12】海外版画


【13】補遺1


【14】補遺2

【15】陶板、金工、ブロンズ、石膏、染織

【16】江戸本

【17】下絵

【18】妹尾正彦

【19】海外油彩画

【20】洋書2、生田耕作旧蔵本

【21】関野準一郎
 
【22】川上澄生

【23】横田稔

【24】佐々木桔梗、プレス・ビブリオマーヌ関係本

【25】稲垣史生原稿

【26】久保貞次郎

【27】神崎温順関係本

【28】古沢岩美関係本

【29】高梨一男関係本

【30】芹沢_介関係本

【31】西川満関係本

【32】竹久夢二関係本

【33】金守世士夫関係本

【34】奥の細道画冊

【35】田川憲関連作品


◆蒐集雑感


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