1.今後の医療体制について
▲
(1) |
芳賀赤十字病院の内科医は、10月末までに2名になってしまうことが予想されており、事態が深刻化している。
新聞報道によれば、日赤本社から医師を派遣する旨の回答があったとのことだが、本来芳賀赤十字病院は15〜6名の内科医が必要であると聞く。
今後、医師の招へいにあたっては、どのように取り組んでいく考えなのか。 |
|
【答弁】 |
人数は未定だが、来年3月までに、日赤本社から芳賀赤十字病院へ内科医が派遣されるめどが立ったとの話を聞いている。
行政としては、今後も引き続き関係医療機関に、内科医の派遣をお願いしていきたい。
しかし、内科医不足解消までには時間がかかるため、2次救急受け入れ病院の確保のほか、1次救急の医療体制の充実を図るべく検討する。
|
|
(2) |
この度、市長が発表した『休日夜間急患センター』の構想は、患者の利便性や2次救急との連携という観点から、大変に素晴らしいものであると評価している。
今後、実現に向けてどのような課題があると考えているのか。 |
|
【答弁】 |
1次救急の機能を充実させるため、来年度開始に向けて『休日夜間急患センター』の設置を検討することを、8月29日の芳賀地区救急医療対策協議会で決定した。
今後の課題としては、設置場所や医療機器の確保のほか、医師会の協力、各市町の財政負担、国県の補助などが挙げられる。 |
|
(3) |
真岡市では、病気の悩みや軽いケガの応急処置について、電話で24時間相談できる『もおか健康相談24』を平成12年から開設している。
救急医療の危機が叫ばれている中で、このサービスは極めて有効だと考えるが、市民への周知が徹底されていないと思える。
より積極的にPRすべきではないか。
|
|
【答弁】 |
この事業の市民に対するPRは、市広報などでお知らせするとともに、各種検診の案内などでも紹介してきた。
さらに今年度は、より一層の利用促進を図るために、国保の被保険者証更新時に、案内文を同封する予定である。
|
|
(4) |
特定の医療機関への集中を是正するのに、市民がホームドクターを持つことはとても有効である。
しかし、ホームドクターを選ぶときに必要不可欠な、医療機関や医師個人に関する情報提供は、現在も法律によって制限されている。
また、予防医療や健康相談の業務も実施されるべきだが、保険外の混合診療が禁止されているため、現状では十分な効果が発揮されるか疑問が残る。
そこで、ホームドクターの実効性を高めるために、2つの規制(医療機関の広告行為、保険内・外の混合診療)について、特区申請を検討してみてはどうか。
|
|
【答弁】 |
医療機関の広告行為や混合診療については、現在国においても規制緩和を検討している。
しかし。医療に関しては、国民の生命・健康・身体に直接関わるサービスであるため、医師法や医療法をはじめとする衛生規制がある。
広告行為や混合診療について規制改革特区で特例を設けることは、国民の安全に地域差を生じる可能性があり不適当とされているので、医療特区の申請は難しいものと考える。 |
|
3.自然環境保全の取り組みについて
▲
(1) |
今年2月に策定された環境基本計画の中で、『もおか環境パートナーシップ会議』は重点的な取り組みとして位置づけられている。
これは、市、事業者、市民が協力して環境保全活動を推進していくために、活動の場や参加の機会、情報の提供を行う目的で設立される。
今後の計画やメンバーの選考方法などについて、どのように考えているのか。 |
|
【答弁】 |
『もおか環境パートナーシップ会議』の設立に向けて、自治体、企業、農業、商工、自然保護団体、基本計画策定医院であった方など、14名で構成する設立準備会議を開催し、現在、具体的な事業内容や体制について協議している。
基本的な事項がまとまった時点で、市民、事業者など多くの参加者を募集し、今年度中には設立する予定である。 |
|
(2) |
今年1月『新世紀・公明クラブ』が視察に赴いた熊本県水俣市では、ビオトープの整備やゴミのリサイクルなどに積極的な自治会を、モデル地域として選定し、助成している。
真岡市でも『環境共生モデル地域』というような名称で、同様の取り組みを行ってもよいのではないか。地域が競い合うような形で、田畑や小川、森林などの維持・再生ができれば、市民の意識改革にもつながると考えるが。 |
|
【答弁】 |
現在、西沼地区のメダカの里、東大島地区の磯山整備作業などが、地域づくり事業の中で展開されている。自然環境の保全については、今後も地域の自主的な取り組みとして行われることが望ましい。
しかし、環境パートナーシップ会議設立準備会において、先進地視察を予定しているところであり、『環境共生モデル地域』については今後検討していきたい。 |
|
(3) |
真岡市では、近年街路樹に対する見方が変わりつつある。歩行者の妨げになるなどの理由から伐採される木が増えている。ただ都合良く木を植えて、都合が悪くなれば切り倒すような発想がある町に『自然と共生する』ということが出来るはずがない。
今後植えられる街路樹については、専門家に意見を諮問するなどして、しっかりとした計画が必要ではないか。 |
|
【答弁】 |
今後、街路樹を植栽する場合は、道路の規格・構造、沿道土地利用など地域特性を基本とし、専門家や地域住民の話を聞きながら樹木の種類、配置を計画していきたい。
また、市民に愛着を持ってもらえるような取り組みも考えていきたい。 |
|