書画カメラ

 

 

 書画カメラを自作した。正確には中古のデジカメを購入し,アクリルで足を作り,ビデオ出力をそのまま利用した。中古のデジカメはハードオフで3000円で購入した。

 デジカメにはマクロ機能があるので,図録などの写真を拡大投影するなど簡単である。また,秋月などで購入できるビデオカメラより画質がよいのもうれしい。

 

 水波投影装置で天井に投影する代わりに,トレーシングペーパーに写し,書画カメラで撮影し,テレビで観察した。

 天井に投影する波面は迫力があり見応えがあるが,暗幕をしめて暗くする必要があるので,授業の中でさりげなく使うには手間がかかる。

 ビデを信号は30fpsなので,LEDを点滅させなくても,波源の振動数を30Hzにすると波面が静止して見える。29インチのブラウン管テレビで映し出して授業で使っている。

 このような観察ができるのは,波源の振動数を30Hzに設定できるからである。モーターに返信させた重りを取り付けて振動させる波源では30Hzの振動数は得られない。

 この方式の欠点は,波源の振動数は30Hzに固定されてしまう点である。