●虹のメカニズム

 太陽の光が水滴に入ると,水滴で屈折→反射→屈折して曲がります。この曲がる角度は色によって違ってきます。赤が42°,紫40°になります。

 太陽の光は平行光線と考えられるので,水滴で屈折・反射して人の目に入るためには,赤い光として目に入るのは,青い光を曲げる水滴より上方に存在する水滴になります。このようなことから,虹は外側から赤橙黄緑青藍紫の順番に並びます。この虹を主虹といいます。主虹の外側には水滴内で2回反射することで生じる副虹があります。2回の反射を繰り返して出てくる光なのでかなり弱くなり,副虹はぼんやりと現れます。

 

 

 左上の写真は2004年8月7日18時頃に撮影した写真です。副虹がハッキリ見えていたので,思わずデジカメを取り出して撮影しました。デジカメはD60,残念ながら露出がうまくあわず,写真では副虹がよくわかりません。
 そこでフォトショップエレメントで自動露出調整をしたのが右の写真です。何とか副虹が見えます。