自作木製パソコンケース

 最近のパソコンケースは冷却効果や騒音性能の良さを売りする物が目立つ。しかしその代わり大型のケースがおおく,机の上に置くと,かなりのスペースをとられてしまう。特に気になるのは,ケースの奥行きと幅である。結線作業のしやすさが評価されるためか,無駄なスペースが多いようだ。
 デザインを含めて,いろいろ気に入らない点があるので,思い切ってケースを自作することにした。9mm厚のシナ合板を利用した。
 自分でデザインしたというより,何とかパーツが収まるようにレイアウトしただけだが,最近の派手なケースより質素な感じで,和の雰囲気があり気に入っている。

・最初に電源装置が収まるようにように

・拡張カード取り付けアルミを設置

・全面にファンとSPを取り付けた


 完成したケースは,水性ステンで色をつけ,最後はニスで仕上げた。側面は教育的効果を狙い,透明アクリルでふたをした。写真のように内部を見ることが出来る。

 当初木製のケースであり,放熱の問題が生じる危惧はあったが,2010年の夏を乗り越えることが出来た。もちろんエアコンのない部屋で気温は35℃に何度もなった。

 木製ケースなのでシールド効果は全く期待できない。近くに室内アンテナをおいてテレビを見ると雑音が目立つが,それほどひどくはない。

 木製ケースの利点は,内蔵スピーカからでる音が結構いい感じに聞こえる点である。


パソコンのスペック

・CPU         Pentium4 3.2GHz
・メモリー       PC-3200 1Gバイト
・マザーボード    P4P−800 SE
  ビデオキャプチャー   MonsterTv
  ビデオカード       GeForce6600GT
    SCSIボード
・ハードディスク   100Gバイト
・DVD−RAM
・MO         640Mバイト

またフロントパネルにはパワーアンプ(秋月キット)を組み込んだ。なお,12V電源をレギュレータで10Vにしてノイズの影響を受けないようにした。(無いとノイズだらけ)