■私の道具箱

 

●購入した測定器


●オシロスコープ

 25年前に購入した。帯域が40MHzの2現象タイプである。当時12万円ぐらいしたと思う。購入を決心するまでに3回ほど秋葉原に通った思い出がある。定価の2割引きが常識だと思っていたが,測定器は利ざやが少ないのか1割少々しかまけてくれなかった。現在まで特に故障はなく,一度だけロータリースイッチに接点復活材を振り掛けたが,フォーカスもシャープで新品同様である。

●アナログテスター

 30年近く前に購入したテスターである。2μAフルスケールの高感度メータが利用されている高級品である。最近めっきり使用頻度が下がったが今でも現役である。

●ACボルトメータ

 アンプの周波数特性を測定するために購入した交流電圧計。一度内部のアナログスイッチが故障したので自力で修理した。やはり30年近く前に購入した。勿論今でも現役である。

 

●自作の測定器


 

 

●定電圧電源装置

 定電圧・電流電源装置である。筐体は20年以上前の物だが内部の回路は1年ほど前にリニューアルした2代目である。トランスの2次巻線を巻足したりと内部はゴチャゴチャしている。瞬間的に最大±25V,5Aの出力が可能であるが,連続出力はせいぜい2A程度である。まじめに熱抵抗の計算をしていないしろものである。トランスと放熱板をきちんと選べば,半導体素子の定格から瞬間的に取り出せる値が上記の値である。
      回路図       内部写真

●低周波発信器

 10Hz〜4MHzの正弦波発信器である。アンプの周波数特性を測定するために自作した。周波数を変えるための可変抵抗器としてCdSを利用した。ただしCdSフォトカプラーが入手できなかったためCdSとLEDを組み合わせてフォトカプラーとした。10Kz程度までは歪率もかなり良好である。また,外部電圧で周波数をスイープする機能,トーンバースト波を発生する機能なども盛り込んである。いつ自作したか覚えていないし回路図もどこにあるのかわからない。
                  回路図        内部写真

 

 

 

 

●周波数カウンター

 秋月の8桁周波数カウンターキットをケースにいれた。20年ほど前の作品である。このキットは基準周波数として10MHzの水晶を利用する。しかし安定度が悪くとても実用にはならない。そこでトランジスターを発熱体とした電子恒温層を自作してその中に発振回路を収めた。当時アマチュア無線でパケット通信が流行っていた。RBBSにこの情報をのせたところ全国から反響があり驚いたことを今でも鮮明に覚えている。
 

●歪み率計

 100Hz,1KHz,10KHzの3波を発生させる発信器と,ノッチフィルターを組み込んだ歪み率計である。0.001%程度まで測定できたと思う。現在電源スイッチがこわれていて電源が入らない。自作のアンプの歪み率を確認したくて製作したが,殆ど測定限界程度の歪み率なのでおもしろみがなくなってしまった代物である。ただし,大きなメータ(ジャンク品)と沢山のスイッチ類がごちゃごちゃある風景が何となく心を引きつける。