次に、2点目の「教育・文化の振興」であります。

 生涯学習の推進に当たりましては、総合行政として市政全体の連携を図りながら、すべての市民が、「いつでも、どこでも、だれでも」学ぶことができるような教育的、文化的環境の醸成に努めて参ります。

 その施策として、生涯学習推進会議等の提言を受け、また、新たに、住みよい街づくりのための意見を求める「私の提言」発表会や子どもの市政への興味を深めるための「子供議会」を開催し、市民の要望を把握し、生涯学習関連事業の体系化に努めて参ります。

 家庭教育につきましては、家庭のあり方や家庭教育の果たす役割を見直し、子どもの教育に対する親の自覚を高め、自らがしっかりとした家庭教育の理念を確立していくために、各幼稚園や保育園、小中学校の場で、家庭教育学級を積極的に展開して参ります。

 また、人格の基礎が形成される胎児期から3歳くらいまでの赤ちゃんの心を育てる「三つ子の魂育成事業」につきましては、「愛情と思いやりに満ちた三つ子の魂の育成」を基本とした家庭の教育力向上はもとより、広く一般市民を対象とした講話会や座談会を開催し、「地域の子は、地域で守り育てよう」という地域ぐるみの意識の定着を図って参ります。

 また、手引書を保護者に対し、引き続き配布して参ります。

 幼稚園教育につきましては、幼児の健全な心身の発達を助長し、「愛情と思いやりに満ちた三つ子の魂」の育成に努めて参ります。

 また、新規事業として、3人以上の子どもを持つ世帯を対象に、第三子以降の子どもの保育料負担軽減策を実施して参ります。

 小・中学校教育につきましては、人間形成に必要な基礎・基本を身につけさせ、心豊かで心身ともに健全な児童・生徒の育成を基本とし、国際化、情報化等の今日的課題に対応した教育が展開できるよう環境の整備に努めて参ります。

 小学校低学年の多人数学級等を対象とした本市独自の複数担任制につきましては、非常勤講師の配置人数を増員し、指導体制の充実に努めて参ります。国際化への対応といたしましては、英語指導助手を各中学校へ配置するとともに、引き続き小学校への派遣も実施して参ります。

 中学校生徒間の国際交流につきましては、真岡束中学校、真岡西中学校及び大内中学校の姉妹校との相互交流を進めるほか、第4校目として、真岡中学校とオーストラリアのオーストラリンド校との姉妹校交流を進めて参ります。

 情報化への対応といたしましては、学校と情報センターを結ぶ通信回線を光ファイバーに転換し、情報教育環境の充実に努めるとともに、各学校での活動を支援するため「情報コーディネーター」を派遣して参ります。
 また、いじめや、不登校等、児童生徒の心の悩みに対応するため、スクールカウンセラーや心の教室相談員を配置して参ります。

 新規事業としましては、学校評議員制度を導入し、モデル校により計画や運営のあり方について調査検討を進め、開かれた学校づくりを推進して参ります。

 また、奨学資金貸付事業につきましては、修学資金の貸付限度額を引き上げ、将来を担う人材の育成に努めて参ります。

 小中学校の施設整備につきましては、小学校においては、大内東小学校プール改修工事、束沼小学校体育館内部塗装工事等を行い、中学校においては、図書室の機能充実を図るため、全校にエアコン設置工事を実施するとともに、真岡中学校パソコン教室改造工事等を行い、施設の整備改修、維持修繕に努めて参ります。

 学校給食につきましては、栄養のバランスに配慮するとともに、良質な素材を使用し、調理の安全に努め、子どもたちが喜んで、楽しく食べられる給食づくりに取り組んで参ります。

 自然教育センターでは、児童生徒が、豊かな自然の中で宿泊生活を共にし、様々な体験活動をしながら教師との信頼関係を築き、子ども同士の友情を深めるとともに、地域の高齢者やボランティア指導者等多くの人々との関係を学び、心豊かでたくましく生きる力を備えた児童生徒の育成を図って参ります。

 また、高齢者と子どもたちとの「ふれあい活動」や高齢者研修を通して、これからの高齢化社会の生きがいづくりに努めます。

 根本山自然観察センターでは、市民が身近な自然の中で植物や昆虫、野鳥等の自然観察を通して、自然に親しみ理解を深め、自然を大切にする心を育むための活動を行っておりますが、これら自然体験教室や観察会等の事業を開催するとともに、センター周辺の林相改良事業を進めて参ります。

 また、新たに設置する(仮称)鬼怒水辺観察センターでは、鬼怒川に生息する希少な野鳥やトンボ等の自然観察会を開催して参ります。

 科学教育センターにつきましては、学習内容の調査、研究に努め、児童生徒が楽しく体験しながら学べる観察・実験学習を展開するとともに、児童生徒の健全育成や生涯学習の推進を図るため、夏休み、土曜日、日曜日等に、プラネタリウム投影を中心に一般公開も行って参ります。

 また、学校週5日制の完全実施に伴い、毎月第1土曜日に科学に対する関心を高めるため、新たに「科学の広場」を開催して参ります。

 社会教育につきましては、市民誰もが生涯を通し生きがいをもって生活できる人づくり、仲間づくりを目指し、市民の自発的な学習意欲と積極的な参加意識を育てるため、市民大学、市民講座、各種学級を開催して参ります。

 また、三つ子の魂育成事業の一環として子育て学級を開設するとともに、家庭教育誌を作成し、小学校新入学児童の家庭に配布して参ります。

 青少年健全育成につきましては、学校週5日制の完全実施を契機として、地域社会における子どもたちの活動を推進し、地域の大人たちが手を携えて子どもたちを育てていく環境づくりが必要となりますので、地域ぐるみの諸活動を推進しながら、ボランティア活動や自然体験活動、交流活動等を積極的に支援して参ります。

 また、青少年健全育成団体や青少年団体の振興を図り、多くの子どもたちの参加を促進するとともに、指導者の育成や諸活動に対する支援をして参ります。

 地域づくり事業につきましては、総合的に見直し、新たに14年度から16年度までの期間で、名称も「総合地域づくり事業」としてスタートさせます。

 これは、従来行っていた「地域福祉づくり推進事業」、「三つ子の魂育成推進事業」、「子どもお囃子の育成事業」、「市長の特認事業」に加えて、「地域交通安全推進事業」、「地域健康づくり推進事業」、「学校週5日制に対応した地域子ども育成推進事業」の3メニューを加え、地域における活動を支援して参ります。

 スポーツの振興につきましては、市民が生涯にわたり健康で活力あふれた人生を送ることができるよう「市民ひとり1スポーツ」を目標に、スポーツ・レクリエーション活動の充実に努めるとともに、体育指導委員、体育協会の協力のもと、各種大会を開催し、生涯スポーツの普及、競技力の向上に努めて参ります。

 また、スポーツ教室開催によるスポーツ人口の底辺拡大、レクリエーションスポーツの普及を図るほか、指導体制の強化、体育施設の充実に努めて参ります。

 総合運動公園につきましては、用地整備盛土工事、水路付け替え工事を進めて参ります。

 文化財につきましては、貴重な文化遺産を後世に伝えることを目的に、引き続き市内の遺跡詳細分布調査及び埋蔵文化財の発掘事業等を実施して参ります。

 また、無形民族文化財保存のため、県指定の大日堂獅子舞や市指定の太々神楽等の保存会に対し、後継者育成を含め助成して参ります。

 芸術文化の振興につきましては、芸術文化団体の育成や「真岡市文化祭」、「真岡市音楽祭」、「真岡市美術展」等を開催して参ります。

 市民会館におきましては、市民の芸術文化活動の拠点として、市民一人ひとりが「豊かな心」をもって「ゆとりと潤いのある生活」ができるよう、地域芸能発表会を支援するとともに、市民自らが参加できる事業を実施して参ります。

 図書館では、図書及び視聴覚資料をさらに充実させるとともに、各種自主事業を実施し、親しまれる図書館づくりを推進いたします。

 また、図書館資料のインターネットによる検索システムの構築を進めて参ります。

 男女共同参画社会の実現につきましては、13年度に策定いたしました「真岡市男女共同参画社会づくり計画」をもとに「男女共同参画社会フォーラム」等を開催し、市民の意識高揚を図るとともに、指導者養成のため、各種研修への参加を勧めて参ります。